風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『すべてがFになる』 森 博嗣

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孤島の研究所で天才工学博士・真賀田四季
彼女の部屋から両手両足を切断された死体を発見され
島を訪れていた助教授・犀川創平と学生・西之園萌絵がこの謎に挑む。

そそられるタイトルに惹かれ読んでみたんですが
博士らしいトリックは時が経た今でも色褪せないもので
孤島と密室に謎のワードと背景とミステリィの王道作品。

謎解きを楽しむには楽しい作品なのですが
そうじゃない所から読んでる人間には
現実にはエグイ切断死体やら少女の妊娠や人間関係視点だと何だかなぁ~って印象。

これシリーズなんですね。
読んで行くと理系小説らしく理路整然とここらも納得出来るような展開になるのだろうか。

ミステリィを楽しむにはそんなこと気にしなく
王道を楽しむことがコツかも知れないですね。

”すべてはFになる”哲学的な深読みも出来てカッコイイタイトルだな。