風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

「君の膵臓をたべたい」

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臓の病を患う桜良との交流を描く。

原作にはない12年後も追加されて新たに思い出す。

原作は何度も涙して本を閉じたほどの作品で
『君の膵臓をたべたい』 住野 よる
https://gotoblueseabicycle.hatenablog.com/entry/63849001

実写化で落胆を恐れて見てなかったのですが
ついに観ましたが
これまたいい感じに作られて感動
受賞歴を調べると
第41回日本アカデミー賞:優秀作品賞
優秀脚本賞吉田智子
新人俳優賞:浜辺美波北村匠海



なるほどなぁ
原作を損なわずに12年後や2時間にまとめる構成を考えるとすばらしい
演じた二人も納得の演技

浜辺美波さんってあまり知らなかったのですが
笑顔と儚さは役にぴったりですね。

さて、お話ですが
桜良の言う”生きる”ってことは
人と関わることだと言う
面倒だったり喜びだったり、幸福を分かち合える存在によって意味を成す

生命として延命してるだけではなく
生きることとは人との営みの中にある。

桜良が心に生き続けるならば、それもまた生きてることなのでしょう。
後に読まれる共闘日記や友人に宛てた手紙の存在
人と関わり合いながら生き続ける想い。

無気力だった主人公にまた生きる力が湧きあがりますが
私の心にも生きることの火が灯ったようだ。
桜良ありがとう。