同じマンションに住む幼馴染、大貴と真吾は青春を共に過ごしてきた。
ひょんなことから芸能界で活躍しスターになる真吾と
バイトと小さな仕事の日々大貴は決裂し、再会するも・・。
青春って時に残酷でありながらも優しいくもあるもので
淡く曖昧なもの色はまさにタイトルのピンクとグレーのような感じ
友情があるからこその遠慮や引け目
熱い思いがあるからこその嫉妬だったりと人の心って謎ばかりだな。
この感情を物語で表現する加藤シゲアキさんの才能は素晴らしい
今更ながらジャニーズのアイドル本なのかなと敬遠してた自分が恥ずかしくなる。
特に芸術を鑑賞する場合の偏見は後悔を生むものですね。
さて、物語ですが
芸能界をイメージするとありそうな内輪の会話や大人の事情と
純粋な男の葛藤や憧れが入り混じって
親友に伝えたくとも伝えられない多くの事
葛藤の先にあるシンプルなひとつの言葉。
信じてたんだな、ごっちはリバーのことを
そして後に分かる伝えたかったリバーの気持ち
失われたものを取り戻したような分かり合う瞬間って
何にも代えがたく尊いものですね。
多くの過ぎ去ってしまい私自身の忘れてようにしてた日々を思い出した。