太平洋戦争前、国家戦略として空母建造なのか巨大戦艦なのか?
さまざまな謀略と不正を暴く櫂直は帝国海軍官僚の大きな壁と戦う。
第32回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞作品。
戦争も経済も合理的システムを持った国が勝利し繁栄するものですが
現代でも合理的で完全な仕組みって構築されてないものですね
世界中に蔓延るカオスはまさにそれが原因だろうか?
大戦前の官僚組織である軍上層部にあって合理的判断を下させれるのか?
嫌がらせを乗り越え挑む姿は完全懲悪を感じ応援したくなるもので
数字が正義を証明する会議は鳥肌ものの好きなシーン。
完全なる数式のように疑いのない正義が支配する世界。
これって主人公の櫂ですね^^;
そしてもうひとつポイント。
矛盾ですが追求したくなる完全なる性能
最強の物を生み出したくなるのもこれまた分かるなぁ
それを機能美として美しいって感じるのも分かるしー。
人間の持つ矛盾を正す正義に至る数字。
しかし人間って矛盾があるからこそドラスティックなのだろうね。