村上春樹の短編「納屋を焼く」をイ・チャンドン監督が映画化。
主人公は謎めいた男の「時々納屋を焼くんです」の言葉に翻弄される。
消えた幼馴染の女性はどこへ消えたのだろうか・・?
第71回(2018)カンヌ国際映画祭国際映画批評家連盟賞
第71回(2018)カンヌ国際映画祭バルカン賞
原作は読んだんですが確か短編だったと記憶してます。
これを韓国を舞台に話を広げて謎の多い独特の間と空間
いろいろと結論を見せつけるのはなく
想像させる展開に刺激される。
ベースとなる持つ者と持たざる者
井戸の話や猫、焼いた納屋の話もそうですが
消えた彼女が会話の中でこんなことを言ってました。
「存在しないということを忘れる」という印象的なワード。
考えたら、在るのに存在しないことや
無いことを忘れるって世に溢れてますよね。
それは幻なのか?現実なのか?
それを想う心が真ならば
在るってことが真実になる・・。