学校で飼うこととなった一匹の迷い犬のコウシロウを
世話し卒業生する面々と当時の流行りやニュース
この場所に流れた時間を胸に共に生きる。
連作短編。
この時期に多くのことに悩み
その悩みぬいた先にある決断や
残された想いを胸に生きて行くんですよね
何だか切ない世界ですが
これが糧になって明日を生きる源になるし
過ぎてみれば甘酸っぱい青春ってっものかな。
その時に育まれた気持ちと培われた友情や愛情は一生もの。
卒業した後に人生を左右し
お互いの存在がこれまた影響しあう
そういった情景をコウシロウは知ってるんだろうな
人生の大河を見るような
素敵な物語に心洗われました。