風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『何もかも憂鬱な夜に』 中村文則

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施設で育った刑務官の主人公が二人を刺殺した未決囚・山井を担当する。
そこで語る自分の人生と命の向かう先とは・・。

生きる意味に虚ろな日々
死を考えるような遣る瀬無さ

先日も二人を殺害し放火したかも知れない容疑者が逮捕されてましたよね

特別じゃなく
霧に頭が包まれ、ぼーっとする時間
何かを破壊したいような衝動

稀に誰しもが経験することってあるんじゃないかな
そんな時に悪魔に惹かれ罪を犯す

それは償うことの出来ないような重大なことを犯す。
命って何なのか?

主人公の恩師の言葉にあるような

「存在が全てであり、肯定される」ものなのか

そう考えないと
立ってられないような脆い命の灯を

消えないように、消さないように

そう祈りたい
生きることを素晴らしいと思いたい。