風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『52ヘルツのクジラたち』

三島貴瑚は心の痛みを抱えて東京から大分の街へ引っ越してきた
かつて自分を救ってくれたアンさんとの日々を思い起こしていく。
 
原作を最初に読んだのですが
『52ヘルツのクジラたち』 町田そのこ
https://gotoblueseabicycle.hatenablog.com/entry/2022/06/24/050721
 
心の内を表現すのが困難である原作を損なうことなく映像化されてますね。
演じる主人公のキナコを演じた杉咲花さんの演技が素晴らしいのもありますが
さすが総合芸術的に全てが見事に纏まってました。 
 
さて、物語ですが 
人生で抱えた発信出来ない悩みを持って生きてる
偏見・差別への心の叫びは届く事のない52ヘルツのクジラのよう。
 
社会の片隅で生きる彼、彼女の抱える孤独や葛藤
そんな中においても人を想う愛。
 
人々の絆やささやかな温かさ
そこにある希望ある未来を信じたくなるな。
 
誰にも届かないと思われる声はきっと届く人には届く
 
寄り添い進むむ未来に
キナコの笑顔が広がりますように!