今週を振り返ってみると、私事ではありませんが、
「人が多ければ、それだけいろいろなことが起こるものだな」と
あらためて感じた一週間でした。
そんな今週は、劇作家・真船豊さんの言葉をご紹介します。
「人間はな、上を見てはいかない。下を見てもいかない。
ただ己れの手先と足下を見て居れば何の事もない、至極平穏無事だ」
人はつい、他人と自分を比べてしまいがちです。
けれど、幸福を相対的に測るようになると、
その基準は常に他人に左右されてしまいます。
自分の人生の舵を、他人の存在に委ねてしまえば、心は不安定になります。
大切なのは、自分の目の前にあることに誠実に向き合うこと。
その積み重ねの中にこそ、静かな心の平穏が生まれます。
そこから始まる、穏やかで確かな一歩を。