
悪魔が現実に存在する世界。少年・デンジはチェンソーの悪魔・ポチタと共に
借金返済のためデビルハンターとして生きていた。
ある日、命を落とした彼はポチタと融合し、“チェンソーマン”として蘇る。
そこから公安デビルハンターとしての新たな日々が始まる——。
あまりの面白さに、気づけば一気見。
混沌と暴力が渦巻く世界の中で、デンジが求めるのは「普通の生活」。
その純粋な願いが、逆にこの世界の異常さを際立たせていて切ない。
登場人物たちは皆、心に闇を抱えながらも
自分の欲望や信念に忠実で破天荒。
音楽はスリリングに物語を引き立て、映像は息を呑むほど美しい。
心を掴まれました。
観ながらふと思ったんです。
もしかして、自分の中にも“悪魔”がいるんじゃないかって。
操ってるつもりが、実は操られてる。
そんな感覚が、この作品と不思議に重なっていく。
心の奥底の声が、この世界に響いているようで痛快でした。