雨の予報を確認し、レーダーを見るとしばらく降らない様子。
ならば今のうちに──自転車の空気を入れて出発。
豪雨災害の後、整備が進められていた砂防ダム。
その完成の姿をこの目で確かめたくて、
小川沿いの道をゆっくり上っていきます。

道の両脇には、秋の気配。
色づきはじめた木々が、季節の移ろいを静かに告げていました。

やがて目の前に現れたのは、
巨大なスケールで新設された道路と、独特な形状の砂防構造物。

振り返れば、まるで山が再構築されたかのような大工事の跡。
二重三重に積み上げられた防壁は、
自然の力を前にした人の知恵と覚悟を感じさせます。

山を下る途中、かつて並んでいた家々の跡地に目が止まりました。
そこには静かな空き地が点在し、少し胸が痛みます。

さらに進むと、雲の切れ間から一瞬の陽射し。
その先には、海と、少しずつ始まった紅葉の色。

近年の雨の降り方は本当に異常だと感じます。
だからこそ、今できる備えを怠らずにいたいものですね。