風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『ジョーカー フォリ・ア・ドゥ』

『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』――あの衝撃作の続編。
物語は前作から2年後、アーサー・フレックが収監されているアーカム州立病院から始まります。
裁判の行方を追う中で、ジョーカーという存在はさらに深い闇と幻想の狭間へ・・。
 
妄想の世界に滑り込むような、突然のミュージカルシーン。
そして、舞台演劇を思わせる演出。
観ている側も次第に、現実と幻想の境界が曖昧になっていくような錯覚に陥ります。
 
単純な暴力や怒りの物語ではなく、
現実と虚構、弱者と強者、その立場さえも入れ替わっていく。
まるで、この社会そのものを映す鏡のようだ。
 
人は誰もが何かを“演じて”生きている。
演じるうちに、どこまでが現実でどこからが虚構なのか・・。
 
まるでアーサーにとっての救世主だったジョーカーが、
いつしかアーサー自身を飲み込み、破滅へと導いていく。
 
妄想は、やがて世界を覆う。