
「チェンソーマン」や「ルックバック」で知られる藤本タツキさんが、
17歳から26歳の間に描いた短編をアニメ化した全8作品。
どの話にも共通して感じるのは、
“本質ってそう簡単に変わらないんだな” ということ。
若い頃に描かれた作品なのに、
藤本タツキさんならではの作風がしっかりと滲み出ていて、
傷みの中にもユーモアがあり、胸の奥がキュとなる。
余白を残しつつ、観る側に先を想像させる巧さはやっぱりいいね。
言葉にも映像にも乗せにくいモヤモヤを、
ここまで鮮やかに表現できる人はそう多くない。
“17-26”という時期に書かれた作品を
こうしてアニメとして観られるのは本当に貴重で、
人の核に少し触れたような、そんな不思議な実感が残る。