
北海道の釧路湿原の見える場所に建つラブホテル、ホテルローヤル。
経営者の一人娘・雅代は受験に失敗し、ホテルの仕事を手伝う日々。
そんな中、ホテルには様々な人間模様があり人生に向き合い・・。
以前に原作を読んでて
このブログ検索すると10年前!・・
創業時の写真に映る“夢や希望に満ちていた頃”との対比が、よりいっそう胸に響く。
あれほど輝いていた「ホテルローヤル」も
時の流れとともに少しくたびれてしまった。
訪れる人々は皆どこか欠けていて、誰も悪くはないのに、
それでも抱えた苦しみをうまく言えず、行き場を失っている。
ホテルは、そんな人々の“逃げ場”であり、“居場所のなさ”を映す。
その中で雅代が踏み出す「自分の人生を選び取る」という小さな一歩。
控えめなのに確かな光を放ち、物語の余韻を優しく照らす。
じんわりと沁みる作品。