今週の言葉は、トルストイの一節から。
「最上の幸福は一年の終わりにおいて、年頭における自己よりも、よくなったと感ずることである」。
ここで語られる「よくなった」とは、成功や目に見える成果のことだけではない。
失敗を素直に受け入れられたこと。
誰かに、以前より少し優しくなれたこと。
そうした小さな変化の積み重ねが、人を静かに、しかし確かに成長させていく。
比べる相手は他人ではなく、「年頭の自分」。
ほんの一歩でも前へ進んだと感じられるなら、その一年は十分に意味を持つ。
今年の自分は、年の初めよりも少しでもよくなっているだろうか。
そんな問いを胸に、日々を意識して生きていきたい。
もし肯定できるのなら、私たちはすでにトルストイの言う
「最上の幸福」に、そっと近づいているのかもしれない。