
古い一軒家で、気ままに、楽しげに暮らす三人の女の子。
穏やかな共同生活の裏側に隠されていたのは
12年前から抱え続けてきた、それぞれの「片思い」でした。
拭いきれない「戸惑い」
いつもなら「作品の良いところを見つけよう」と心がけて鑑賞するのですが
正直に言えば、今作には大きな戸惑いを感じてしまいました。
ストーリーの整合性や矛盾、置き去りにされた登場人物たちの扱い、回収されないままの伏線……。
世間の評価の高さに対して、「なぜ?」という疑問が自分の中でどうしても拭えなかったのも事実としてー。
物語の中で、想いは残酷にすれ違い
誰かの気持ちは常にどこかへ置き去りにされていく
けれど、そんな不条理な物語だからこそ、胸に響く一瞬がありました。
「世界に、絶対はない」
すれ違ってばかりの日常の中で、ほんの一瞬でも、魂の深いところで
「分かり合えた」と思える時があれば。
それだけで、人はまた歩き出せる。
いつか彼女たちが、それぞれの幸せに辿り着けますようにー。