風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『チ。 ―地球の運動について―』

教義が絶対だった15世紀ヨーロッパを舞台に
禁じられた「地動説」を証明しようとした人々を描く物語。
 
この作品で描かれるのは、科学の勝利譚ではなく
むしろ「知ろうとする人間」が、どれほど残酷な運命に晒される。
正しさは常に安全とは限らず、真理はしばしば暴力よりも危険な存在になる。
 
登場人物たちの“確信の強度”。
怯え、迷い、裏切られ、それでもなお「知りたい」という欲望を手放さない。
その姿は崇高で尊い
 
今は知ることが許され、情報は溢れている。
だが本当に「考えている」だろうか。
信じることと、疑うことを放棄していないだろうか。
 
何だか現代も同じように
印象操作や陰謀によって動いてように感じる。 
 
地球は、今も変わらず回っている。