風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『勝手にふるえてろ』

初恋の相手「イチ」を忘れられない会社員ヨシカ。
そんな彼女に、職場の同僚「ニ」から突然の告白。
 
頭の中に生き続ける片思いの「イチ」と、
目の前にいる現実の「ニ」。
 
恋愛の妄想と現実のあいだで、ヨシカの心は大きく揺れ動く――。
 
物語は、妄想と現実を行ったり来たり。
その感じが、以前観た 吉住 のコントのよう。
 
この“こじらせ女子”の脳内大暴走を演じる
ヨシカ役の 松岡茉優 がとにかくすごい。
「こんな人、本当にいそう…」と思わせるリアリティ。
 
観ているうちに、自分の黒歴史や
とんでもない妄想の数々まで思い出してしまい、
思わず
「うあぁぁぁ!」
と叫びたくなるような連鎖が始まる。
 
妄想と現実がぶつかった瞬間、
感情は一気に爆発する。
 
自分だけが知っている、自分の価値。
どこか滑稽で、でも必死にそれを守ろうとする姿は
ちょっと痛快で、そして愛おしい。
 
傷つきながら、人は少しずつ
自分をアップデートしていくのかもしれない。