
初恋の相手「イチ」を忘れられない会社員ヨシカ。
そんな彼女に、職場の同僚「ニ」から突然の告白。
頭の中に生き続ける片思いの「イチ」と、
目の前にいる現実の「ニ」。
恋愛の妄想と現実のあいだで、ヨシカの心は大きく揺れ動く――。
物語は、妄想と現実を行ったり来たり。
その感じが、以前観た 吉住 のコントのよう。
この“こじらせ女子”の脳内大暴走を演じる
ヨシカ役の 松岡茉優 がとにかくすごい。
「こんな人、本当にいそう…」と思わせるリアリティ。
観ているうちに、自分の黒歴史や
とんでもない妄想の数々まで思い出してしまい、
思わず
「うあぁぁぁ!」
と叫びたくなるような連鎖が始まる。
妄想と現実がぶつかった瞬間、
感情は一気に爆発する。
自分だけが知っている、自分の価値。
どこか滑稽で、でも必死にそれを守ろうとする姿は
ちょっと痛快で、そして愛おしい。
傷つきながら、人は少しずつ
自分をアップデートしていくのかもしれない。