
タクシー運転手の宇佐美浩二(木村拓哉)は高野すみれ(倍賞千恵子)を東京・柴又から葉山の高齢者施設まで送ることになる。
ところが、すみれは「最後に東京を見ておきたい」と、思い出の場所への寄り道をお願いします。
そこから始まる、二人の小さな旅ですみれから語られたのは、彼女の意外な過去だった・・。
タクシーの車内で少しずつ語られていく、すみれの人生。
笑ったり、驚いたり、そして胸が締めつけられたり……。
「人生って、目的地にたどり着くことだけじゃないんだな」
予定通りに進まないこともある。思わぬところで立ち止まったり、遠回りしたりすることもある。
でも、その寄り道の途中で誰かと出会い、誰かの話を聞き、そして自分の人生を振り返る。
「その時をどう生きるのか?」
人生には、うまくいかないことも、後悔することもある。
それでも、今ここに生きているからこそ見られる景色がある。
「ああ、人生って悪くないな」という静かで温かな気持ち。
人生には、まだまだ寄り道があっていいな。
優しくて心に残る映画でした。