
父を亡くし、心に穴を抱えた税理士・栗須栄治は
人材派遣会社「ロイヤルヒューマン」を一代で築き上げたワンマン社長・山王耕造のもとで働くことになる。
山王は事業家であると同時に、競走馬のオーナーとしても知られる人物。
栗須は彼の専属マネージャーとして、競馬の世界に足を踏み入れていく。
山本周五郎賞&JRA賞馬事文化賞W受賞作
夢を追い続けても、人生には思い通りにならない。
負けることもある。
諦めそうになることもある。
自分の力だけではどうにもならないこともある。
競馬では、ゴールする馬は一頭だけ
だからこそ、そこに至るまでに関わった人たちの努力や想いが
勝敗の裏側に積み重なっています。
自分が成し遂げられなかったことを、誰かが受け継いでくれる。
そして、自分もまた、知らない誰かから受け取ったものを次の人へ渡していく。
一緒に夢を見て、支え合い、時にはぶつかりながら
それでも同じ方向を向いて走っていく。
「夢を受け継ぐ」人生の物語。