明日から休みのはずが・・。
休日出勤となりました・・。
先日読んだこの本のレビューです。
村上春樹のアンダーグラウンドを以前読んだが
その続きだった。
地下鉄サリンの被害者をアンダーグラウンドで
この約束された場所ででは元オウム真理教側からの
話を綴ったノンフィクションである。
私は村上春樹が好きで殆どを読んでいるのですが
エッセイとこのノンフィクションは赴きがまったく違う。
それは聞き手である彼はそれに徹している事
それはある独特な空間を演出している。
被害者の中にも私もあの立場ならするかもしれないって人がいるが
加害者も内部に否定的な人間もいる。
生きる事に疑問を持ち、解脱、悟る為
出家する大多数の出家者には事件はどう映るのか?
事件をそれぞれの特異な不幸な出来事と捉えると
この問題は風化して終わりでしょうが
問題は特異な人間を受け入れない構造により
彼らはより敵意を外に向き同じ問題が起きるのではないか?
責任は当然、加害者にあるが
学校のいじめ問題と同じく
個々の案件では終わらしてはならない。
生きる事に真剣な人に好意を持つし存在を否定しては
歪んだ社会としか思えない。
と、感じるが・・・。