風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

「レディ・ジョーカー」

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昨日はガンガン飲んで帰った。
偶にはいいかもね。今日休みなら・・・。

先週末、見た映画「レディ・ジョーカー」ですが
中々、深い映画ですね。
ジワジワ考えが分かって来る映画。
グリコ事件が下敷きだそうですが
まさに2度美味しい映画ですね。
単純にサスペンスや謎に注力して見た場合は
面白くないのでしょうが
時代背景まで考えると考え深いですね。
今の日本社会は日の出ビールの様に
中身や多くを犠牲にして巨大化した企業が
何の穢れもないかの様に存在している。
支える人々の共通した悲しみが
この物語の中には霧に覆われるかの様に流れる。
この悲しみややるせなさを演じる
役者陣も良かったですね。
吉川晃司っていいですね。見直しました。

<参考>
直木賞作家・高村薫が、日本中を震撼させた<グリコ・森永事件>に着想を得て著わ
した骨太傑作社会派ミステリーを映画化。会社社長の誘拐を発端に、衆人環視の中大
胆不敵に立ち回る犯行グループと、次第に浮き彫りになる被害者企業と警察内部の混
乱や矛盾、そして事件の驚くべき真相を描く。監督は「愛を乞うひと」「OUT」の
平山秀幸
 ある日、業界最大手の日之出ビール社長・城山恭介が“レディ・ジョーカー”と名
乗る5人の犯行グループによって誘拐された。その5人とは、小さな薬店の老店主、
中年のトラック運転手、信用金庫の職員、町工場の若い旋盤工、下積みのノンキャリ
ア刑事。恵まれない境遇を生きてきた彼らは競馬場で知り合い、それぞれ異なった理
由でこの犯行に至った。これに対し、合田刑事ら捜査陣も早急に事件解決へ動き出
す。だが誘拐の2日後、犯人側は突然城山を解放し、“人質は350万キロリットルの
ビール。要求は20億円”と、次なる作戦へと計画を進めるのだった。