ベールに包まれた世界
陸上自衛隊の日常が書かれてますが
そのベールには娑婆の世界と変わらない人の生活があります
あぁ、いいなぁってこういう世界って懐かしさすら
感じるのは何故だろう?
日常で失われた世界へ懐古主義なのだろうか?
学生時代、運動部の縦社会や教師と生徒などの師弟関係は
現在どうなんだろうか?
現在の皆友達的な世界とは違った世界
星の数(階級)や飯の数(長さ)によって序列のある世界
私もハローワーク近くで自衛隊の勧誘に
声を掛けられた事がありましたが・・。
あの時に応じてたら本の世界だったのかなぁ?と思うと
不思議ですね。
それも浅田次郎の巧みな人物表現に引き込まれたのかな?
ここに書かれた人達は外の世界にもある特別でない日常だが
日々イキイキと生きてるそれぞれの登場人物に親近感を覚え
俺もがんばろう何て思う自分がいます。
浅田さん上手いなぁ・・。