
過去の思い出は甘美で美しい
その甘い呪縛から逃れるのは困難ですよね。
何故なのかなぁ?
今が不幸ではないのに過去に思いを馳せる。
きっと思い出は劣化や色褪せないし
時間が悪い思いを消して
より輝いて見えるのかなぁ?
元カノを思い出してしまう女々しい自分も
ありもしない幻影をより美化してしまうのかな?
じゃあ豊は沓子に行った場合はどうなのだろう?
人生に納得して満足する事があるのだろうか?
困難だけに煌くような輝きに掛けてみたい一瞬
そう考えると儚い夢や刹那が真実になる瞬間を
心待ちにする気持ちが生きる動機になるのも分かるなぁ。
この小説に出て来るテーマ
「人間は死ぬとき、愛されたことを思い出す人と
愛したことを思い出す人とに別れる」
って言葉・・。
やっぱり愛したいですよねぇ。
その生き方がきっと満足し確かだから・・。