風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

「つめたいよるに」 江国香織

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21編を収録した短編集ですが
この21編はどれも心に余韻が残る心温まる物語でした。
「幸せとは成るものじゃなくて感じるもの」って
私の持論ですが
この作品は幸せに溢れた
日常の生活達が描かれています。
日常の食事がこんなに大事なのか・・。
そう思える程、食事一つ丁寧に温かく描かれていますねぇ。
そして生活には涙も笑いも込められた日常という
本当は奇跡の連続じゃないかと思えてくるから不思議ですね。
いい作品って本も映画もそうですが
余韻を感じて思い出してまた幸せになる・・そんな作品。
またいつか本棚から出して読みたい
そんな気にさせる本でした。