風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

「あしたの、喜多善男」(10)

理不尽に自分に振りかかる不幸の真っ只中で
生きる術として別の人格へ逃げる事で
辛い現実から逃げる心理は分からないでもないけど
人は生まれながらに善意ではないし
悪ばかりでもない
これはこのドラマに出て来る登場人物全てに言える事ですが
自分の中でも葛藤しながら折り合いながら生きてるんですよね。
そう考えると・・。
ネガティブ喜多さんと向き合う事で現実を受け入れる
それを昇華して幸福へのエネルギーとするなんて
教科書的発想じゃあ語れない程の
多くの悲しみはどう癒されるのか?
救えるのはポジティブ喜多さんの出現を待つしかないのか??
ただ言えるのは
死ぬ事で救われるなんて話はない。
喜多さんには生きて欲しい。