風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『戦艦武蔵』吉村昭

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これを読んでると武蔵は唯の船ではない
大日本帝国の象徴的な塊でした。
この当時の桁を外れた大きさの戦艦は
装甲、主砲も並ではない大きさ
製造から物語が始まるんですが
まるでNHKの番組「プロジェクトX
当時の英知と努力には頭が下がりますね。
しかし多くの人の思いを背負った船は
数奇な運命を辿り海底に没する。
悲しみと刹那さを人にではなく
船に感じるなんて初めてです。
何には今の日本も似てる気がします。
効率的変化を時代は望むが
リーダーはそれを変えない保守的思想。
自然淘汰されるのは強いものではなく
変化出来ない種なんですよね。
話が反れましたけど
儚い移ろいは今も同じ。