風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『海のふた』よしもとばなな

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最近久々のよしもとばななの世界観って作品ですね。
繊細な心の描写と日常との合間の日々
ほんの数行の間にキラキラ光る行間が輝いて見える時がある
例えば
「石の裏にも、木の陰にも宿っている精霊たちの言葉を聞くことができるような自分でいること。
この世が作った美しいものを、まっすぐな目で見つめたまま、
目をそらすようなことに手を染めず、死ぬことができるように暮らすだけだ。」

この繊細な心と強く固い意志は心に強く訴えれる
この『海のふた』では日々忘れてるそんなひと時を思い出させる。
悲惨な事件や事故が多い世界でも
見えない、いや気が付かない事
もっと世界は豊かで美しい事が一杯あるんだよなぁ。