風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『木の上の草魚』 薄井ゆうじ

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これも以前に知り合いから頂いた本の一つ。
性転換って衝撃的なテーマだけど
静かに時間共に
ぶつかりながらも
繋がり生きていく。
男か女なんて問題よりも
人がどう向き合い生きていくのかって事の方が大事で
幸せって状態なや背景で幸せに為る訳じゃないって
以前ブログに書いたけど
心の有様。
それを体得する為に彷徨い歩くのが
人生の目的の一つなのでしょうね。
この本のラストの言葉
「二人はまた歩き出した。亘は比呂美の穏やかな横顔を見た。
 こんな穏やかな顔を見たのははじめてだった。」
ここに込められたもの
それが人生の醍醐味なのかな。