面白い!この構成といい役者陣といいドキドキ感に嵌りました。
閉鎖病棟に拘束されてる彼女達と自分やこちら側の世界の人は何が違うのか?
大した違いはないんだよねぇ
ちょっと彼女達がユニークなだけ
日常、自分も叫びたくなるような局面に遭遇しますからねぇ・・。
背景が違えば同じ世界の住人かも!?
そんな気持ちを持ちつつこの物語を見ると
ドキドキと怖い思いが湧いて来たなぁ。
追い詰められた思いや追い詰められた日常。
見事に演じてリアルな内田有紀や
言葉少ない中で表情で見事な演技の蒼井優
嫌味な役の大竹しのぶ、やばい看護師りょう
ほんとキャストもジャストヒット。
さて話ですけど・・
この病棟に描かれた人達と看護師側、外の世界の住人と
どちらが病んでるのか?なぁ・・。
いい加減に妥協する日々
事件や事故、やるせないニュース
世界は病んでないのか?
何て考えると・・健全な世界とはいい難いですよね。
しかし外の世界の住人で居る為には
自分を誤魔化さないといけないんですよね。
ラストで分かってる感じで退院した彼女は戻って来たみたいに
分かる事と出来る事は違う
その不器用さやいい加減さの違いなのかなぁ何て思います。
生きるって「生きるって辛いことよ!」って西野が言ってたなぁ。
ラストの「うっとうしかった。うっとうしかったよ」と繰り返し
「フー・・・と大きく息を吐く明日香。
アドレスを捨て新たな明日を生きようとする明日香。
何か身に詰まる話。
いい映画って心揺さぶられるものですよね。