風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『最後の家族』 村上龍

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TVドラマの為に村上龍が書き下ろしたそうですね。
ドラマは見てないんですが
前に読んだ「恋愛の格差」で
http://blogs.yahoo.co.jp/gogo_yellow_bicycle/54510057.html
自立ってのが今書いてる作品のテーマだと語ってました。
あぁ、そう言えば書いてなぁ・・って思い出しました。
リストラサラリーマン、ひきこもりの長男
不倫してる嫁、揺れ動く長女
それぞれの視点で書かれてる章があり
面白い視点で
ひきこもりに対するロジックも確り固められたもので
納得行くものでしたねぇ。
誰もが迷い迷路の末
流され辿り着いた場所
身近に依存する体制がある事で
それを愛情と錯覚するってありますよね。
人としての自立だったり
幸せってのは誰かに齎されるものではない
そう思うんですよね。
日常の家庭の中に潜み日々に埋没する問題
見えてるのに見ようとしない現実。
自分の為に生きる事よりも
誰かの為に生きるって事の方が
強く多くの事に向き合える気がしますね。