風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『歩いても 歩いても』

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ふと夏休みの雲を思い出すようなそんな思い出が詰まった映画。
離れてた家族が集まれば同じような会話だったり
悲しみだったり怒りや楽しさや
やりきれない悲しさも
それぞれがあっても
家族は日々営むんですよね。
近すぎると煩わしいかったり鬱陶しかったりするけど
関係が無いと心に隙間が出来るもの
それぞれが真剣にお互いを思って向き合ってる関係だから
時間と論理を超えた強い思いが存在するのでしょうね。
しかしリアルな嫁と親、父と息子の気持ちの機微を
上手く表現する阿部 寛, 夏川結衣, 樹木希林, 原田芳雄
逃さないカメラワークに料理のクローズアップが
日々の営みをよく表現してるなぁと思います。
営みの中には生き別れ、死に別れる人の性
繰り返される日々にも時間は過ぎ
かたちは緩やかに変化し続けるもの
人々の思いはどこへ行くのだろう。
あのモンシロチョウのように空を舞うのだろうか?