風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『意味がなければスイングはない』 村上春樹

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好きな音楽を並べてレビューを書くと
その人の気持ちを垣間見たような気になるものですね
私もよく音楽を聴き(今も聴いてますが)
ブログに書こうって思ってると時間が過ぎてタイミングを逃したりする。
読んでて感じるのは
やはり音楽の持つ力は偉大ですよね
本にも書いてあったブルース・スプリングティーンの「Born in the USA」
アメリカでも詩が理解されたわけではなく乖離したまま
アメリカの応援歌みたいに売れてしまう事実が書かれてましたが
これはこの本ではなく聞いた話ですが・・
日本でもあの「Born in the USA」はライブ会場で星条旗を振り回す若者が居て
その存在に嘆いた浜田省吾が「J・BOY」って曲を作ったとか・・
当時は日本でも勘違いされ流行った歌なんですよね。
当時のエナジーや時代が象徴されてるんですよね。
村上春樹さんの分析は興味深く思い出してました。
曲はただ詩とリズムだけではない
心に残る感情を揺さぶる意味があるんですよね
音楽を表現そのまま表現するのって難しいですが
この作品は丁寧で巧みに
音楽を表現しています
考えると素晴らしいよなぁ・・
スタン・ゲッツの章では、ドラッグに滅びながらも
天空を舞うような比類なきアドリブを見せた芸術家の悲しい性を書いてたけど
その音楽にある背景を知ってより深まる理解と興味
一人の人間の生き様は深く人を感動させますよね。
確か本文にあったけど
「感動は人生を質的に変化させる」まさにその通り
一つの詩や曲が人生になんらかの影響を受けるって事ありますよね。
意味がなければスイングしない。