小池徹平 が中学生ってのはなんぼ言ってもなぁ・・
とか思って見ると作品のいい点は見えないんで
ここらは目を瞑るとして・・。
いいシーンで印象的なのが
兄貴のバイト先のコンビニ弁当を食べるシーンなど
食べる行為の中にある生きる為の原点みたいなのって
丁寧に描かれてましたよねぇ。
友人宅でのコロッケのアップ
温かい味噌汁やあつあつのごはん、温かい綺麗なお風呂
それから姉が風呂屋の前で幸せを感じる時の話は何ともいいシーンだったなぁ
それを思うと日々命を維持っするのに大事な事をすっかり忘れてしまってるよなぁ
そうして肩を寄せ合って生きてる兄弟の会話で
キングコングの西野氏がいい演技してて
ごはんを噛み続けるとフワ~っと美味くなるこれを
「味の向こう側」と呼ぼうってのは何とも名言でしたね
そんな兄弟にもすれ違いがあるもの
そこで牛丼屋でのシーンも良かったなぁ・・
また食べるシーンだけど生きるってのはそう言うシンプルな事なんだよね
帰る為にそこで疾走する自転車
ペダルを漕がないと進まない自転車は
自分の意志と思いの象徴なんですよねぇ・・
何て自転車乗りならではの視点?にもひどく感動したりして・・
取り止めもなく思い出した好きなシーンを書いたけど
ラストのお笑いやってる彼のシーンに繋がるのはいいよなぁ
立川談志は「落語とは業の肯定である」と言っていたけど
観客で笑ってる兄弟、ステージの彼
笑う行為に含まれた人生への肯定に
これまた生きる力の原点かな。