風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『ポケット一杯の幸福』

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1962年の作品みたいですね。
ボスがひょんな事からリンゴ売りのおばさんの
娘の縁談の為に多くの人を巻き込んで
ひとはだ脱ぐって話だったけどまるで
コメディあり泣きありってヨシモトの人情劇みたいでした。
この物語が成立する背景には身分の差だったり
放送の訳も差別発言もあったけど
多くのシーンである階級に対する皆の認識が
この時代には当然の如く存在するんですね。
あの娘の幸せって何だろう?
貴族と結婚する事なのだろうか?
いやいや愛する人と結ばれる事だと思うけど
貴族側はどうなんでしょうね?
身分の差を越えて求婚するのだろうか?
親父の意見の気にする軟な男だからなぁ・・
よかったよかったのラストだったけど
あのハッピーエンドのその後ってのは
暗澹たる気がしたのは
私だけだろうか?
本質ではない部分に幸せを求める周りの登場人物と
現代の結婚条件を並べ上げる人間が
ダブって見えたんだよなぁ・・