本文には
「エコノミクスという言葉はギリシャ語の
オイコノミコス(共同体のあり方)という言葉からきている」
この共同体のあり方はその国のあり方そものですよね。
アメリカはフロンティア精神を尊重して
フロンティアを開拓する為に、国は頑張れば頑張るほど儲かる仕組みを作り
欧州では既にコミュニティが存在していたので
隣人と仲良くやっていきましょうと仕組み
日本は何となくですが新参者には厳しく
最近のニュースを見ても足引っ張り的な仕組みじゃないかな?
どれがいいかじゃなくて何を選択するのか?
それを分かって選挙で投票するのとは天と地の違いがありますよね
そんな経済の仕組みを小泉政権で経済財政政策担当大臣をやってた
竹中平蔵さんが解説してくれます
分かりやすい話はTVだけじゃなくて著書でもそうなんだなぁ
経済学も流行や変化があり
時代と共に変わるもの
それで経済政策って上手くいかない事が多いのだろうし
学問としてまだまだ研究されるわけですよね。
人の思惑や思想、感情は経済指数では計れないもの
しかしある幸せの一つの指標として経済ってのがあると思うけど
その大事な要素について考ること意味を知る事は
資本主義経済の国に暮らす我々には重要な事だと思います。
生きるのに不可欠な経済は奥深いものなんで
分かってるようで分かってないものなんですよね。
これは分かりやすいいい本でした。
これを機会に冒頭の共同体のあり方を考えるいいチャンスでした。
ちなみに内容は・・。
第1章 お金の正体-貨幣と信用
第2章 経済のあやしい主役-株の話
第3章 払うのか取られるのか-税金の話
第4章 なにがアメリカをそうさせる-アメリカ経済
第5章 お金が国境をなくす-円・ドル・ユーロ
第6章 強いアジア、弱いアジア-アジア経済の裏表
第7章 いまを取るか、未来を取るか-投資と消費
第8章 お金儲けはクリエイティブな仕事-起業とビジネス
第9章 人間とは「労働力」なのか-労働と失業
終章 競争か共存か