風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『東南角部屋二階の女』

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タイトルに引かれて見ました
最初はホラーかって思った謎の部屋には
そんな事情があったんだって思う
静かに深く潜行するように進行して行く話ですが
この表面的な静けさに西島秀俊はピッタリですね。
加瀬亮もらしいしなぁ。
畳職人のロクさんの言葉が印象的でした。
「・・それぞれ考えは当然違う・・・しかし分かろうとすることが大事なんじゃねえか・・」
この登場人物の問題は全てはそこだったんじゃないかな?
誰もが何かの思いがあるけど
それを1mmも理解しようとしないんですよね。
自分が自分がってのは・・
私の周りにも居ますけどね・・
まず、そこを忘れない事から何かが動き出すんですよね。
明日はちょっとした思いやりから
皆自分を能弁に語れないんですよね。
どこか偽ってしまうからね・・。
不器用なんだけどそこは相手を思うって事からですよね。
好きだなこんな静かな映画。