風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『チェイサー』

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現実の事件だそうですね。
見終わった後のこのドンヨリ観・・。
嫁さんと見てたけど
嫁さんは救いのない
ひどい映画だと言ってました・・
確かに希望のない映画
しかしすばらしい表現力に圧倒されたなぁ。
救われない希望と命。
見てて焦りが心を襲う
夜の光や雨、闇の中の暴力
ダークでアウトサイドな時間
街は同時に違う心を持った人間が
同じ世界が存在するんですよね。
その闇の隙間を垣間見たようなこの映画。
Ifがあるならば
組織や法律が本来の目的を遂行し
確りと機能すればなぁ・・
個人で追う甲斐よしひろ似のチェイサーも
あの時、電話しなければ・・
何とも奇妙で神が存在するならば
何でこんな悲惨でことが起こるのだろうなぁ
何かの力が関ったとしか思えない事件
この世界は悲しみと絶望も同時に存在するってことを
新たに心に刻んだ映画。
この重さとやるせなさ・・
梅雨の夜中に霞む闇を感じる映画。