風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『アヒルと鴨のコインロッカー』 坂幸太郎

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2年前の事件と現在の本屋襲撃が次第につながっていく。
井坂幸太郎の巧みなシナリオはいつもすばらしい。
様々なシーン頭に浮かぶし
絶妙なテンポで交錯する2年前と現代
ディランの「風に吹かれて」のイメージ
全ては風の中の出来事なんだ・・
このドラマの主人公はそれぞれの思いを
刻みながらも風と共に
また新たな登場人物がまた様々な営み刻みながら生きる
この地上の出来事は
全てそうなんだ・・
私の好きな小説ですね。
この切なく悲しみに満ちた話なのに
今を生きる気力も体に感じる
日々ってそうなんですよね。
全ては風に吹かれて・・・。