風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『秘密』 東野圭吾

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ラストの解釈で賛否ありそうだな・・
しかしながら作品の中、胸が苦しくなるような心理描写には感服。
忘れていたあのやるせなさや情けないぐらいの弱さ
誰しもが経験することじゃないだろうか?
普遍と言えば・・
東野圭吾さんの作品ってよく映像化されてますね。
この作品も1999年、滝田洋二郎監督、広末涼子小林薫主演によって映画化されているし
何と!あのリュック・ベッソン制作、ヴァンサン・ペレーズ監督で"The Secret"としてリメイクされ、2007年に公開されたそうです。
今期もテレビドラマ化もあるそうですね。
ストーリーの展開も軽快だしなるほどなぁー
400Pを超える長さだけど長さを感じないし
ここらにも人気の秘密があるのかな?
本文にあった言葉「自分が愛する者にとって幸せな道を選ぶー。」
それぞれが相手の心情を汲み思いやりながら生きる・・
もし自分ならば・・心に秘めた思いを俺はどうするんだろうか?
何も伝えない二人の秘密か・・
秘密を共有するには絶対的な信頼がないとなぁー
やっぱあの直子と藻奈美の切り替わりがな・・
それぞれの幸せを考えるとなぁ・・・
何だかこれこれって気持ちを分けれないんだよな
あの親父さんには共感出来るがなぁ・・
ちょっとウルっと来た。

ちなみに調べると・・この作品は
第120回直木三十五賞、第20回吉川英治文学新人賞
第52回日本推理作家協会賞(長編部門)にそれぞれノミネート作品だそうです。