原題が『I Remember Grandpa』トルーマン カポーティの初期の作品で
カポーティがおばさんにプレゼントしたまま忘れ去られてたお話だったそうです。
住み慣れた祖父母の家から両親と3人で祖父母を残して
引っ越してしまう心の葛藤と哀愁に満ちたノスタルジックでありシンプルでピュアな話。
印象的な別れのシーン
「・・・おじいさんは僕のほうにかがみこんで
僕をぎゅっと抱きしめた。
僕は抱きかかえなかったー
そんなこともできなかったのだ。
秘密のことを忘れるんじゃないぞ・・・」
おじいさんの言ってた秘密とは何か?
時がそれに気付かせるんですよね。
おじいさんの人生を通して伝える
人生に本当に大事なものは何かを・・。
短編なんですが心に残るものはシンプルなものが多い
少年の時に置き忘れてた物語を思い出しました。