風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『ねむり』 村上春樹

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突然眠ることのできなくなった主婦の世界。
ブレードランナー ファイナル・カット』って映画にて
レプリカントって言われるアンドロイドの感情を落ち着かせるのは
過去の記憶を与えることだって台詞があるんですが
過去の記憶って自分の連続性を確固たるものにすることで
自分って存在を肯定するものなんだと思うんですよね。
連続的な記憶が途絶えると
きっと自分の存在を喪失する恐ろしさがあるんですよね。
喪失した世界に広がるものは何だろう?
新たな自分の誕生?
音もなく何もない無?
そこにあるものとは
深い闇だけじゃない
実態のあるものなのか・・?
ねむりって不思議だよなぁ
目覚める確証ってないもんなぁー
ひょっとしたら
向こう側とこちらの世界を行き来してたりしてね・・・。
それがなくなり
リセット出来ない繋がったままの世界で
疲労で希薄になる意識・・
世界を覆う闇の夜
眠りって不思議だな。