『勤労感謝の日』『沖で待つ』の二編を収録された第134回芥川賞受賞作。
この表紙に何かグッと来て読みましたけど・・
表紙以上にグッときましたねぇ。
この『沖で待つ』って作品をちょっと前に読んで・・
何か書こうを思って・・書いてなかったんですが
前に読んだこの本を今、思い出しても
夏の朝の清々しさとでも言えばいいのかな
そんな、何か得したなぁ~
よかったなぁ~って心に刻まれてるんですよね。
深く心に沁みるてるからだろうなぁ?
会社の同期が思いがけない偶然で
深い信頼の元に友情が育っていく過程に自分も嵌り
そして亡くなった太っちゃんと出会うのもリアルで自然なんですよね。
人の心にある寛容さが全てを受け入れて昇華される時に
何か心の底にある重たいものが
不思議と重さを無くすんですよね。
そんな心が軽くなる清々しいひと時を感じるお話。