風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『年収300万円時代 日本人のための幸福論』 森永卓郎/カレル・ヴァン・ウォルフレン

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森永さんとウォルフレンさんの対談って噛み合わないんですけど・・
そこから浮かび上がったものもあったのも事実。
私自身、年収は100万以上下がってますし
新卒の就職率が6割切るって
日本が二極化してる現状は事実でしょうね。
森永さんはアメリカ化って表現で新自由主義を批判してます
ここの解決として日本的な”萌え”文化だと言うんですが
このことと幸福がリンクしないんですよね。
これって諦めなんでしょうか?
対してウォルフレンさんは後書きで
「多くの人が、幸福を追いかけなければならない
狩人のように「追求」しなければならないと思い込んでる・・・」
「幸福は付随してもたらされる「副産物」だ」
こちらの方が私にはシックリきました。
陰謀説やシステム批判もいいけど
個人としては置かれた環境にあるものを真剣に取り組むこと
その副産物にこそ幸福が来るんじゃないかな?
笑う門には福来るじゃないけど
日本的なものを育みながら
自分がすべき事に真剣に取り組む心に福来るでしょ?(ちょっと長いか・・)
インパクトのあるタイトルですけど
収入で幸福を推し量るって事自体ナンセンスかな。