風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『神様のカルテ2』 夏川草介

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神様のカルテ」の続編
相変わらずの爽やかストーリー
今回は青春漫画か!って感じですね。
作者って本物のお医者さんとか・・
さすが医療の現場や用語が専門的なはずだ。
そんな医療現場の忙しさの中にも
主人公の栗原一止の口からよく出て来る言葉なんですが
「良心に恥じぬということだけが、我々の確かな報酬だ」
良心に恥じぬか・・。
なるほど、胸張って生きれるのか?
自分の生き方を全うすること
出来そうで、出来ないんですよね。
ラスト付近での事務局とのやり取りにも
そんな気持ちを押し通す栗原さんの姿がありました。

彼を支え愛しく思う奥さんの榛名さん
相手や周りの幸せを望み
相手の幸せを自分の幸せと思う思考
美しい自然の描写と共に
ありたい世界がそこにあるんですよね。
あぁ~心を浄化されます。


ちなみに
神様のカルテ』のレビュー
http://blogs.yahoo.co.jp/gogo_yellow_bicycle/59868116.html

神様のカルテ』は・・
2009年第10回小学館文庫小説賞を受賞してデビュー
2010年本屋大賞第2位。
100万部を超えるベストセラーになる。
今回はその続編です。