歴史をどう見るのか?
人生観、世界観が顕著に現れるものだと
自身も書かれてる歴史、文明に関するエッセイ。
錚々たる偉人を取り上げてて
例えば・・
命がけの跳躍:白洲次郎
個性の方程式:織田信長
巨人の肩に乗って:鴨長明とアイザック・ニュートン
黒船の衝撃:マシュー・ペリー
無名時代の孤独:アルベルト・アインシュタイン
不確実性の法則:アブラハム・リンカーン
私は何ものなのか:ジークムント・フロイト
火成論と水成論:ゲーテ
岩のドーム:聖地エルサレム
知の集積回路:ケンブリッジ大
など・・
40のエッセイで書かれてるものは
特別な人間ではない人の
人生の選択の瞬間は
時に結果論ではなく
現代を生きる我々の
どうなるかわからない未来へ前進の中にこそ
生きる躍動感や人生の機微があるし
それは可能性と希望に彩られた
光り輝く時が誰しにもあると綴られてる。
あとがきにあった文章
「・・・偶有性の海に飛び込んで必死に泳いでこそ、生命を輝かせることができる・・」
時に人類は愚かな選択もするけど
偉人達の未来と真理に向き合った
真摯な生の軌跡は人の可能性を感じ
特別ではない我々にとっても
現在と明日へ希望を与えてくれる。
歴史に想いを馳せることが好きな
歴史好きにはツボに嵌り文章も素敵で
この続きがまだまだ読みたくなるエッセイ。