風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『沈黙の艦隊』(31巻) かわぐちかいじ

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海江田が国連で演説する間に
まさかのやまとがミサイルによって沈むとは・・

演説で海江田は・・
「・・人類は時代が行き詰まり変化しようとすると
そのつど普遍的な記憶を呼び覚ます・・・
・・次の時代に向けてコモンセンスというべき考え方が生まれました」

次の世代のコモンセンスとは何か?
「一人ひとりの自由の追求を許しながら国家間の紛争を生まない考え方・・」

世界がそれを望むならばそれはあるのか?
残念ながらないだろうと私は思う。
人は己の利益を最大にすることを本能とし
それは結果として他者に対する不利益を生じるものと考え
性悪説を前提とした世界のシステム構築こそ
最大多数の幸せを人類が得られる手段であると考えてるけどなぁ

裏表紙見ると書かれたのは1996年
今も変わらないなぁ・・
それどころか人類は大きな戦争を経験しながらも
力を背景にした外交は変わらないし
国家の問題解決スキルは進化してるのだろうか?

この作品が訴えるような究極の理想である仕組みで
世界は平和を得られるのだろうか?
狙撃され負傷しながらマイクの前に立つ
海江田はここで何を語るのか・・
次回が興味深い。