風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『路上のソリスト 』

イメージ 1

ホームレスの男サニエルはかつて名チェロ奏者だった。
実話を基に描く作品。

ホームレスや壊れかけた人を見掛けると
それぞれに事情はあるのだろうけど
何とも言えないやるせない気持ちになる。
救えるならばって救いたい気持ち
憲法にある
”人は文化的で健康的な生活を有する権利”って
この気持ちを明記したものでしょうけど
この社会で心を病む魂の行き所はあるのだろうか?
救うって行為で根本的に大事なものは
それはきっと人としての尊敬にほかならないのではないだろうか?
この尊敬とは何か?
この映画で言うならば
音楽を愛する者が尊敬で繋がる心
それが鍵だと思うんですよね。
他にそんな唯一無二な尊厳を見つけることで
人は助けあえるんじゃないだろうか?
純粋に人として
自分はそんな偏見のないストレートな気持ちを
持ち続けることが出来るのか?
社会問題の根源はここにあるんじゃないかな?
音楽や人が繋がるって
いいなって思わせる映画。