風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『続・大人の流儀』 伊集院静

ベストセラー『大人の流儀』(その時のレビュー)
http://blogs.yahoo.co.jp/gogo_yellow_bicycle/61113317.html
その第二弾で
週刊現代」2009年12月12日号~2011年11月19日号に
抜粋、修正をしたそうです。

前回もですが
男のわがままをそのままに
理屈でねじ伏せた感じかな
今の時代「飲む打つ買う」ってどう受け入れられるのかな?

男って無駄や馬鹿なことに金や精力使って
生きてなんぼって思うんですよね。
逆に意味のあることって
どれぐらいあるんだろう?
例えそんな人が居たとして
どれぐらいの魅力があるんだろうか?

世の中が効率や合理的が
絶対的な正義であると言う風潮の中
無駄や馬鹿なこと芸術や突然変異を齎し
時代を開花させるってこともあるんじゃないだろうか?

数々の名言があったけど
「世の中の肌ざわりを覚えるには、理不尽と出会うのがいい。」
あるよなぁ~
さっきの非合理的な実態とか理不尽さ
それが世の中なんだってある部分は許容する心とか
逆に覆すぐらいの心意気を育てると思うんですよね。

そして最も印象的で素敵な話が酒についての言葉
「人類が地上にあらわれ、社会という、人生という、
不条理をともなうものを生きはじめ、
酒というものを先祖が発見したものを、私は必然だと考える。
一杯の酒で、ほろ酔ったやわらかなひとときで、
どれだけの人が救われたかと思う。しかも美味い。」

う~ん。すばらしいー
酒を愛する私のハートを鷲掴み。
数々の歌にもあるし文学にもアイテムとしての酒があるけど
人生の無くてはならないアイテムとしての酒が共にそこにあるなぁー

その生き様のエッセンスが滲み出たエッセイは
何か共感と言われるエールを受けたようなそんな気がします。