広告・編集会社に中途採用され配属された部署の歓迎会で
香奈(壇蜜)に声を掛け
香奈に「君、そうやって女の人をくどいてきたんだ。
いいかげん不愉快だから。
今度そういうそぶりを見せたらそれなりの対応するから」
とつれなく突き放すが・・・。
壇蜜様が映画の中でも香奈ではなく壇蜜そのままで
素なのか?どうなのか?Sなのか?Mなのか?
そんな”?”よりこのストーリーが興味深かった
人を精神分析においてサディズムとマゾヒズムと分けるならば
どっちかに自分は入るんだろうなーと思われるだろうけど。
この作品は自分のそんな考えを覆して
実は対立しない地続きなものだったんだって
今更だけど気が付いた。
先生から卒業の儀式があり
「私の奴隷になりなさい」の台詞に繋がるシーン
ここにも感慨深いものが・・
調教されて魅力が増し
先生の言う「美しくなる」
そのプロセスは頻繁にハードルがあり
”ジラシ”があるんですよね。
肉体的快楽と精神的快楽があるけど
快楽には欠かせないものってのは勿論精神的快楽
それは焦らしなんじゃないかな
何ともいろいろと興味深い作品
なぜか私は主人公の男が
夜の街を走るシーンが好きなんだけど
街にはいろんな欲望と快楽が蠢き犇いてますね。