風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『私の奴隷になりなさい』

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広告・編集会社に中途採用され配属された部署の歓迎会で
香奈(壇蜜)に声を掛け
香奈に「君、そうやって女の人をくどいてきたんだ。
いいかげん不愉快だから。
今度そういうそぶりを見せたらそれなりの対応するから」
とつれなく突き放すが・・・。


壇蜜様が映画の中でも香奈ではなく壇蜜そのままで
素なのか?どうなのか?Sなのか?Mなのか?
そんな”?”よりこのストーリーが興味深かった

人を精神分析においてサディズムマゾヒズムと分けるならば
どっちかに自分は入るんだろうなーと思われるだろうけど。
この作品は自分のそんな考えを覆して
実は対立しない地続きなものだったんだって
今更だけど気が付いた。

先生から卒業の儀式があり
私の奴隷になりなさい」の台詞に繋がるシーン
ここにも感慨深いものが・・

調教されて魅力が増し
先生の言う「美しくなる」
そのプロセスは頻繁にハードルがあり
”ジラシ”があるんですよね。

肉体的快楽と精神的快楽があるけど
快楽には欠かせないものってのは勿論精神的快楽
それは焦らしなんじゃないかな

何ともいろいろと興味深い作品
なぜか私は主人公の男が
夜の街を走るシーンが好きなんだけど
街にはいろんな欲望と快楽が蠢き犇いてますね。